今年度で閉校する十文字第二小学校で12日、閉校式典が開かれました。
児童と教職員、来賓、保護者、およそ160人が、143年の歴史を振り返り、学び舎に感謝の気持ちを伝えました。
十文字第二小学校は、明治10年鼎小学校として創立。昭和29年、十文字町と合併し、十文字第二小学校に改称。平成17年、市町村合併により現在の横手市立十文字第二小学校になり、これまで6700人余りの卒業生を輩出してきました。
大きな特徴として、地域の祖父母世代と子供たちが交流する伝統行事「孫の教育を語る会」が挙げられます。
橋大横手市長は式辞で「十文字第二小学校はどこよりも地域の結びつきが強く、伝統や文化を受け継ぐ学びは、郷土愛の醸成に寄与してきた。」と述べました。
石井信恵校長は、校歌になぞらえ「二(に)小(しょう)の子供たちは、ここがおとぎの家、清らかな心の里であることを体現し、チャレンジを恐れず仲良く進んできた。自信と誇りを胸に新たな友と逞しく未来を切り開くと信じている。地域の皆様には変わらず子供たちの見守りをお願いする」と挨拶しました。

式の中では、横手市の伊藤孝俊教育長から校歌を奏でるオルゴールが記念品として贈呈されたほか、これまでの歴史を振り返るスライドショーがおよそ5分にわたって上映されました。
贈られたオルゴールはこちら
バックの花はお花屋さんが閉校式典にふさわしい色合いで作ってくれたものだそうですよ

スライドショーのBGMは、PTA会長セレクトのGReeeeN『始まりの唄』。泣けました・・・
十文字第二小学校の創立記念日は休校日なのに子どもたちが校舎にハッピーバースデーを歌いに来ます。その様子からスタート

また、児童たちが感謝を込めた別れの言葉を披露し、嵐の「ふるさと」を合唱すると会場では涙をぬぐう保護者の姿も見られました。

式の最後は、石井校長と6年生の大山泰駕さんが、橋市長に校旗を返納しました。


十文字地域には、十文字第二小学校を含めて4つの小学校があり、いずれも今年度で閉校し、来年度からは、現在建設中の十文字小学校に統合されます。
十文字第二小学校最後の卒業式は、3月17日の予定です。
卒業生からのメッセージもあたたかいです
posted by 横手かまくらエフエム at 14:11|
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