鳥海山も良く見えた
横手公園展望台2階で今月8日から、県立博物館出張展「秋田の編組細工展」が開かれています。
編組細工とは、竹や樹皮、つるなどの植物を素材に、編んで作ったもので、この展示会では、横手あけびづる細工、六郷竹細工、東成瀬村のマタタビ細工が展示されています。
それぞれの素材、編み方で作ったザルやカゴなど、職人の繊細かつ力強い技で作られた作品を間近でみることができ、横のパネルには、歴史と受け継がれてきた背景を説明したパネルが並びます。
横手のあけびづる細工職人 中川原信一さんの「手カゴ」「丸かご」は、重い農作物などを入れられる丈夫なつくりで、かつて生活必需品であったことを伺わせます。
また、秋田独自の技法と思われる編組技法を使った「グミ編み」は、六郷竹細工のかごやざるの縁に見ることが出来ます。
現代的な財布も。
横手公園展望台の担当者によると、来場者は一日平均20人。「県立博物館の企画展はなかなかない機会なので、ぜひ紅葉と合わせて展示会にも立ち寄ってほしい。県外から来た人にも好評をいただいている」と話していました。
県立博物館出張展「秋田の編組細工展」は11月27日まで。
横手公園展望台は11月末で今年度は閉館しますが、2/15.16のかまくらの時には開館する予定です。
今日は朝から天気も良く、横手公園にはカメラを片手に散策する人や、ベンチでゆっくりしている人たちの姿も多くみられました。
園内の紅葉は見ごろを過ぎているところもありましたが、鮮やかな黄色や赤に色づいている木々もあり、来園者の目を楽しませていました。