14日、横手市雄物川河川公園でMEVR(メーバー)第9回ミニ電気自動車レースが行われました。
このレースは、秋田県内の各高校生チームが研究を重ねて制作したミニ電気自動車で競うものです。
使用する電池は充電式の単三乾電池20本。一時間で雄物川河川公園に設けられた一周約1400メートルのコースの周回数を競います。
今回秋田県内の5つの高校から各2チーム、10台が参戦しました。
ドライバーは基本的に一人ですが、整備をする生徒とのチームワークも勝利への重要な要素です。
速い車両だと時速30キロほど出ますが、速さだけでなくバッテリーの消費も考えなくてはならないため難しいレース運びとなります。
重量や安全の装備に関する車検を通った各車両は正午に一斉にスタート。一時間後のゴール目指してコースを駆け抜けました。
序盤は各車順調に周回を重ねますが、後半になるとパンクなどで動けなくなるチームが出始めます。
トップで、昨年の周回記録を上回るペースで走っていた秋田工業高校「秋工レーシング2」もパンクで停車。
最終的には制限時間目前でほとんどのチームが、バッテリーがなくなり停車し波乱の展開となりました。
レースの結果、優勝したのは「秋工レーシング1」で周回数は18週でした。
レースの後には小型の電気自動車の試乗会も行われ、試乗した子供たちが電気自動車の力強い走りにはしゃいでいました。